そこから何が見えるんだい?

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羊たちの沈黙

 

羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)

羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)

 

 

 

羊たちの沈黙(下) (新潮文庫)

羊たちの沈黙(下) (新潮文庫)

 

 

こんにちは。とりです。

 

トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」を読了したので、

その感想をば。

*ネタバレを含みます。

 

極端な節約主義でミニマリストなので、買わずに図書館で借りて読んでいます。

 

映画化もされていて、評価の高い作品だという印象で期待していただけにあまりおもしろくなくてがっかりした...。

ミステリーを読む上では、意外な展開、意外な犯人、終盤で背筋が寒くなるようなどんでん返し!!!みたいなのを期待して、ゾクゾクしたいと思いながら読んでいるわけだけど、この小説はそういう感じの話ではありませんでした。

 

しかし、作中に登場する人食い殺人鬼:ハンニバル・レクター教授がちょこちょこ「おっ」と思わせるようなセリフを吐くのがなかなかよかった。

 

「人はどのようにして熱望し始めるのだ。

人は、毎日見ているものを熱望することから始める。」

 

私達は、見たくもないものを見て、本当は欲しくもないものを欲してしまっているような気がします。

 

見たいものだけを見て生きていきたいものです。