株式投資で4000億円稼いだトレーダーの考え方を知る
ことができるおすすめの本がこちらです。
- 作者: リチャードスミッテン,Richard Smitten,藤本直
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/06/01
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巷で有名なのはこっち
- 作者: エドウィンルフェーブル,Edwin Lef`evre,林康史
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1999/04/01
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だと思いますが、個人的には「世紀の相場師」の方が参考になると思ってます。
ただ、一点間違えている箇所があって、292Pの、「新高値をつけた銘柄に買いを入れ、新安値をつけた銘柄に売りを入れるやり方は、多くの投資家から「逆張り」と称されてきた。」とあるんですが、これは完全に間違いで、「順張り」ですよね...。
リバモア、ニコラス・ダーバス、オニール、ミネルヴィニ...
いろんな投資家の手法を研究しましたが、全員言ってることは似ていて、矛盾している点は無い。CISもそうですね。
個人的に共通点だと思ったのは下記。
・基本的に最高値で喜んで買うこと
・取引している銘柄が予想とは逆の方向に進み始めたらすぐに決済すること
・人の話や、耳寄りニュースを極端に嫌うこと。(リバモアは事務所に誰も入れず、ニコラス・ダーバスは新聞の株価の欄以外の部分を破り捨てる)
・価格を重要視し、過去の価格動向から未来の価格動向を予想すること。
リバモアの人生をなぞりながら、相場に対する彼の考え方や、犯した失敗、そこから得られた教訓などを学ぶことができる大変有益な本だと感じた。
以下はその一部。
・彼は14歳のときすでに、頭の使い方次第で成功や富、名声が得られるわけで、肉体の頑張りではいかんともし難いことを見抜いていた。
・「重要なのは、ティッカーが使える情報だけだ」
・「株価が変動する姿にのみ意識を集中せよ。変動の理由に気をとられるな」
・彼が勝つのはつねに「勝つ条件が都合よくすべてそろっている場合に限られる」
・「休みなく相場を相手に勝負し、勝ち続けるのは不可能であり、またそうすべきではない」
・利益が得られたときにのみ正しい道を歩んだということができ、金を失ったということは、間違いを犯したということである。
・リバモアは買っても負けても、自分の取引について堅く口を閉ざした。
・相場の動きを漫然と「期待して待つ」のは博打であり、辛抱強く待ち、シグナルを見出した瞬間「反応する」のが投機である。
・ピラミッディングの手法について
・・・・・などなど
もう5回は読み直している良書です。
ご参考までに...。